脳下垂体は前葉と後葉に分かれ、体の恒常性を支える多様なホルモンを分泌している。
まず前葉から分泌される 【1】 は、骨や筋の成長を促すとともに、肝臓での代謝調節を通じて血糖値を上げる方向に働く。
甲状腺の機能を高めるのは 【2】 で、甲状腺ホルモンの分泌を促し基礎代謝を引き上げる。ストレス応答では 【3】 が副腎皮質を刺激し、糖質コルチコイド分泌を促進する。
生殖機能に関わる前葉ホルモンとしては 【4】 があり、卵巣の卵胞成熟や精子形成を支える。
一方、後葉から分泌される 【5】 は腎の集合管で水の再吸収を増やし、抗利尿的に体液量を維持する。
脳下垂体から分泌されるホルモンは、どこで作られ、どこに届き、何を起こすのかが組み合わさって働く。
生殖の場面では、【1】 が女性の卵巣で排卵を引き起こし、排卵後には黄体の形成を促す。黄体から分泌されるホルモンは妊娠の維持に関与し、男性では精巣に作用して男性ホルモンの分泌を高める。
乳腺に対しては、【2】 が乳腺の発達と乳汁の合成・分泌を促す。授乳期には分泌が盛んになり、排卵を抑える方向に働くため、妊娠の成立を調整するはたらきも持っている。
こうしたホルモンの多くは 【3】 で作られ、血液によって全身の標的器官へ運ばれる。成長ホルモン、甲状腺刺激ホルモン、副腎皮質刺激ホルモン、卵胞刺激ホルモン、黄体刺激ホルモン、プロラクチンなどがここから分泌される。
一方で、腎臓の集合管で水の再吸収を増やすホルモンは視床下部で作られ、【4】 から血液中へ放出される。これにより脱水時にも体液が保たれ、血圧の維持にもつながる。
乳汁の通り道である 【5】 は、乳腺のはたらきと密接に関係している。乳腺が作った乳汁はここを通って体外に出るため、乳腺の発達や分泌量の変化はこの構造にも反映される。
このように、分泌される場所と作用する場所が結びつくことで、成長・生殖・体液のバランスなどの重要な機能が保たれている。